”やり方が分からない”の本当の意味

行動
「やりたいことはある。でも、やり方が分からないんです」
相談に来る人の多くが、
申し合わせたようにこの言葉を口にします。
その度に僕は思います。
「あ、この人の悩みの本丸は別の場所だな」と。
◾️27歳の僕も、同じ言葉を使っていた
27歳で都会から逃げるように帰省し、
その後15回の転職を繰り返していた頃の僕も、
全く同じ状態でした。
「自分に合う仕事が見つからない」
「成功の仕方が分からない」
そうやって、
動かない理由を外側に求め続けていた。
でも今なら分かります。
あれは
「やり方が分からない」のではなかった。
踏み出した先にある
「責任」と「失敗」から目を背けるための、
自分への言い訳だった、と。
しかも非常に巧妙な言い訳で、
本人が気づきにくい。
「やり方さえ分かれば自分は動ける」という
体裁を保ちながら、
実際には何もしないでいられる。
都合の良い言葉です。
◾️「やり方」は動いた後にしか現れない
僕がXで2,200日以上発信を続け、
3.3万人のフォロワーと繋がることができたのは、
最初から正しいやり方を知っていたからではありません。
やり方が分からないまま、
とりあえず投稿を放り投げ続けた。
壁にぶつかるたびに必死で調べて、
泥臭く修正してきただけです。
「やり方」というのは、
動いている人間の前にしか現れない道の跡のことです。
立ち止まっている人間の前に、
道ができるはずがありません。
僕が主催していた
「勢い講演会」に登壇した人たちも同じです。
最初から
「人前で感動させる話し方」を知っていた人なんて一人もいない。
「やる」と決めて、
何を話すか真剣に考え、
迷いながら、緊張したまま登壇した。
強制的に
動かざるを得ない環境に自分を放り込んだから、
必死になってやり方を考えるしかなかった。
やり方は、
動いた後についてくるものです。
動く前に手に入るものじゃない。
◾️それでも「やり方が分からない」が止まらない人へ
ただ、一つだけ正直に言わせてください。
「やり方が分からない」という言葉の奥に、
もっと深い何かが隠れている人がいます。
勇気の問題でも、
やる気の問題でも、
根性の問題でもない。
その人の人生の文脈の中に、
動けない本当の理由がある。
こういう人には共通したパターンがあります。
セミナーに行き続けている。
本を読み続けている。
資格を取り続けている。
人脈を広げ続けている。
つまり
「行動し続けてる」
「学び続けてる」
だから、
行動量は決して少なくない。
むしろ周りから見れば「頑張っている人」に見える。
それでも、なぜか現実が変わらない。
そしてこういう人に限って、
「まだ学びが足りないから変わらないんだ」という
結論を出し続けます。
だからまたセミナーに行く。
また資格取得を目指す。
このループが静かに、
しかし確実に続いていく。
これはやり方の問題じゃない。
学びの量の問題でもない。
◾️答えは、その人の人生の中に埋まっている
僕がこれまで関わってきた人たちを見ていて、
確信していることがあります。
動けない本当の理由は、
必ずその人の人生の中にある。
セミナーの外にある。
資格の外にある。
新しい知識の外にある。
「まだタイミングじゃない」と言い続けていた人が、
人前で話す決意をした。
セミナーや学びを重ねてきたセラピストの女性が、
「自分では当たり前にやっていたことが、圧倒的な強みだった」と気づいた。
これらは全員、
やり方がわかったから動けたのではありません。
その人の人生を丸ごと掘り返した結果、
動けなかった本当の理由が見つかったから動いた。
やり方を探すのをやめて、
先に掘るべき場所を変えた。
それだけの話です。
「分かってるのに動けない」が続いているなら、
やり方の問題ではない可能性が高い。
その人だけの、
その人の人生の中にある答えを、
見つける必要があります。
あなたの「動けない本当の理由」は、
あなたの人生の中にしか落ちていません。
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