突然だが、あなたは車の免許は持っているだろうか?
免許を取得する時は、ほぼ間違いなく自動車学校か教習所に通う。そして、実際に乗車して教習コースを運転する時に教官から言われる一言を覚えているだろうか?
「視線はなるべく遠くを見るように」
これには理由がある。
・遠くを見ることで、障害物や危険物を早めに把握し、対応出来るようにするため
・遠くを見ることで、進行方向のズレを少なくするため
目標設定において遠くを見る理由
特に二番目の理由。
例えば自分のすぐ近くを見ていて1センチ視線がズレていると、遠くを見た時にはかなりズレている。
つまり、運転がブレやすい=フラフラする。これと同じことが、目標達成の過程でも言える
良く言われるのが、
「夢は大きく持ちなさい」
これは実は理に適っている。
言い換えると、
「遠い将来の目標を立てなさい」
自分の強みを把握する重要性
ご存じの通り、目標達成するための手段は無限に存在する。そのために、手段を間違ってしまうと時間を必要以上に浪費してしまう。
仮にあなたが直近の目標ばかり立てていたらどうなるか・・・
例えば、会社を辞めて起業したいとしよう。あなたは、どういう行動を取るだどうか?
・今の仕事のスキルを活かせる分野で独立する
・副業としてやっている事を本業にする
・全く新しい分野にチャレンジする
どれでも大いに結構だが、一つだけ注意して欲しい事がある。それは、自分の強みを理解しているか?という事。
強みとは、あなたの得意分野の事だが、人って悲しいくらいに自分の強みを理解していない。これには理由がある
得意な事って、当然簡単に出来てしまう。すると、自分が持っているスキルって大した事ないと勘違いしてしまい、強みであると認識できない。
ただ周りからしてみたら、「こんな難しい事が出来るなんて凄い!」となる。これがまず大きなズレである。これに気付かないと、膨大な時間とエネルギーを無駄にすることになるので、注意して欲しい。
自分の強みを生かせれば、伸び率が半端なく上がる!
目標を立てる際のコツ
その上で、目標を立てる時のポイントが三つある。
・遠くの目標(最終目標)と近くの目標を同時に立てる
・目標はなるべく詳細に細かい所まで具体的に
・近い目標を達成したら、都度遠くの目標とのズレを検証する
遠くの目標と近くの目標を同時に立てる
目標をマラソンに例えると、遠くの目標がゴールで、近くの目標が給水ポイントだと思う。
給水なしでのマラソンは、かなりキツイ。途中でエネルギー補給して初めてゴールまでたどり着ける。近くの目標を立てることは必須である。
近くの目標、つまり少し頑張れば達成できる事を設定しておくと行動のモチベーションも上がる。
目標はなるべく詳細に細かい所まで具体的に
遠くの目標がハッキリしない、つまりゴール地点が決まっていないと、当然ペース配分や給水タイミングも決まらない。つまり、具体的な行動が取れないという事になる。これではゴールにたどり着くのは困難になる。
ハッキリしていると、どのタイミングで給水しようか、ペース配分はこうしようという戦略が立てられる。
目標がおぼろげだと、具体的にどう動くか戦略が立てられないし、おぼろげな結果しか生まれない。
近い目標を達成したら、都度遠くの目標とのズレを検証する
ズレが小さい内は修正も簡単。このズレを無視しているとズレがどんどん大きくなり、修正が困難になる。その結果、最終目標から遠ざかってしまうし、それまでに費やしたコストや時間が無駄になってしまう。
まとめ
まずは自分の強みを発見し、それを活かす。そうすることにより、最終目標をより詳細に具体的にイメージする事が出来る。
そして近い目標を達成するたびに振り返り、最終目標とのズレを確認することにより、小さなズレを修正する。
これを回していけば、あなたの目標達成までの確率も上がってくる。
地道な作業になるかもしれないが、ぜひ最終目標を見失わずに行動を続けて欲しい。
コメント